こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。
前提として、良かった変化についてはこちらにまとめたので、ぜひ見てみてください。
結論から言えば、やめようと思ったことはないですが取得後の後悔は多々あるので、それを書いていきたいと思います。
後悔と苦労:国内MBAとはいえ、費用負担が大変だった
率直に、330万円超の学費を捻出するのが大変でした。理由として私は入学時25歳であったためです。
ただし今はリスキリングに関する補助金などもあるため大幅に負担が減っています。2024年以降に受験を検討されている方は特に気にしなくても大丈夫かもしれません。
費用負担については、修了後の昇給幅が大きかったためなんとかなりましたが、これはあくまでも結果論です。
大幅な昇進をするか、個人で稼ぎに行くなどして損益を無理矢理にでも合わせる自信がなければ若いうちのMBAはやめたほうが良いでしょう。
また下記の記事で、「アルバイトや低階層の社員にはMBAは不要」と説明しました。所得が低い人にとってはMBAは大きな負担となり、超ハイリスクな投資となってしまうため不要な人がほぼ全員だと思います。
私は働きながら副業でWebサイトを作ったりマーケティングをすればよかったので、費用についてはあまり気にしませんでしたが、今思えばかなりハイリスクな選択をしたと思います(笑)
後悔:国内MBAとはいえ、修士論文はもっと高度なことをやりたかった
修論についての振り返りです。私は経済学のある部門でのアプローチをベースに執筆していますが、より自分の興味に近いこと、かつ高度なことをやりたかったです。
運営者情報の記事に載せた論文など、読むだけで人類が間違いなく進歩するパワーがある、そんな衝撃を受けるような論文を書けるのは結局研究のプロになってからであり、それまでは趣味やお遊びの領域を出ません。
経営系の課程では(海外の大学を含みます)学生間でアンケートを取り、その結果に対して簡単に感想を出すレベルの論文が蔓延しています。
これは論文や研究としては非常にレベルが低く、私の指導教員も度々この課題感について指摘していました。
もし今後入学される場合は、このような論文を書くことはあなたの成長にはならないですし、冷ややかな目で見られるためお勧めできません。
後悔:国内MBAとはいえ、成績が悪いので、もっと高くしても良かった
私は大学院で学位を取得すれば成績が何であろうとマクロで見たら同じだと思っていたので、あまり成績にこだわっていませんでした。
また、成績を求めるあまり出しゃばったりする人も多かったので、個人的には欲が出過ぎていて卑しいなと思っていました。
例えば成績を求めるあまり印象に残るような活動を行う方が多く、同じ学生として同意できないと思う行動も見られました。
具体的には、海外旅行に行ったり動画番組制作を外注するなど、金で解決する方もいました。こちらの記事で授業の様子などをまとめていますので、ぜひ見てみてください。
しかしながら、MBAの場合優秀生での修了を重視する大学院や会社が白人国家圏に多いです。つまるところ海外就職を見据えている場合、良い成績を取っておくとかなり得です。
しかしながら、そもそも海外就職をしたいのならば海外MBAを志したほうがいいように思うので、やはりこうして書きながら思いますが成績はどうでも良さそうです。
後悔というよりは…:MBAという学位の中途半端感
MBAは通過点であり、一つのマイルストーンです。全くもってゴールではないことに気づきました。
しかし、中途半端に大変なマイルストーンを超えてしまったため、今後の選択肢が広すぎて何をするかは常に迷います。
転職もより簡単になったことは間違いないと思いますし、進学も大いにアリな選択肢です。
いずれにせよMBAは取っただけでは中途半端なので、「なんとかブレイクスルーしないと」、と焦ります。
真のゴールは私にとってですが、キャリアを3段階ぐらいアップさせること、DBA(経営学博士)を取得すること以外はないことに気付かされました。
海外で取得しても同じ感想になるとは思うので、多額の財とリスクを投じての海外取得達成後の絶望感はより一層すさまじいと思います。
なお、DBA(経営管理学博士)においてはこちらの記事にまとめており、読んでいただくとその魅力が伝わるのではないかと思います。
以上です。横道に逸れながらも大学院修了後についてなるべく網羅的に個人の感想を述べてみました。
概して良かったことが多かったのは運と結果論的な部分も多いです。
しかし、人生に迷うマネジメント層、経営者は大いにアリな選択肢であることは間違い無いです。
一方で、作業者レイヤーの方は辞めた方が良さそうなのも整理できたと思います。詳しく聞きたい方は他にも記事を投稿しているので読んでみてください。またお問い合わせもなるべく返信を心がけています。