こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。
国内MBAの交流事情について、私の経験ベースで説明します。
学生生活の不安が少しでも軽くなれば幸いです。
社会人大学院(MBA) 夜間の場合、基本的に課外活動はない
前提として、社会人として仕事や家庭の合間を縫って大学院で学んでいることから、基本的に授業が終わったら夜10時頃であり、帰宅となります。よって課外活動というのは大学側が提供しているものは存在しません。
基本的に何かするとしても有志で募るイメージですが、かなりタフな方やこのようなハードスケジュールでも交流を望む一部の方がいらっしゃるケースもあるので、そのあたりを踏まえてご紹介できればと思います。
また、ゼミなど身近になる学生との交流についても実体験を踏まえて解説します。
ゼミでの交流
ゼミでの交流は比較的多くなります。2年制のコースであれば1年次と比較して授業が少ない方が多いためです。
というのも、1年次に必修の授業などをある程度取得してしまい、2年次は修論に集中するため、基本的に大多数の方が1年次よりも2年次の授業数が少なくなります。私もそうでした。
授業数が少ないことから空きコマや時間外で飲みに行く方なども増えていくと思います。またゼミでの合宿や合同ゼミなどを行う場合もよくあります。
ゼミでの交流には、指導教員やゼミ自体の雰囲気があるため空気を読んで合わせに行くと良いかと思います。
合同ゼミというのは2つのゼミで1つのテーマを学習してみたり、お互いの研究内容を共有するなどですが、私はどちらも経験があります。(正直、数時間だけであるため大きく意味があったかと言われると微妙です)
個人的にはゼミの皆さんやOBの方とバーベキューや飲み会・外部の方を呼んでの学習会などのアクティビティに行くのが面白かったと思います。
楽しむ中でも様々な職域・世代・国籍の方の話を聞けたので貴重な機会でした。友人や同世代のみで行くのとはまた違い、少し真面目な話も楽しめるような感覚があります。
また、修了後もOBとして現役の学生の方と交流できることもあります。私も修了後に何度か研究室や飲み会などにお伺いしました。
とはいえ、ここに上げた話はすべて所属している研究室・ゼミ次第のため、指導教員やゼミの先輩・OBの方などと面談して雰囲気を掴むのが良いかと思います。
雰囲気が悪いゼミは聞いたことがないので、皆さん楽しく活動されていると思います!
例えば他のゼミの方々ですと合宿で軽井沢に行ってみたなど、普通の大学生では考えられないリッチな感じの勉強合宿をしている方々も存じています(笑)
学生有志のサークル活動は?
学部生のような継続的なサークル活動は知る限りではまったくないですね。
ラーメンを休日に食べに行く、休日を活用してゴルフに行く活動など、即日・短時間でできるようなアクティビティを定期的に行う団体がありますが非公式です。
Facebookにてグループを設けることで活動を行っているため、興味がある方はFacebookのグループを漁ってみるか、他の方に聞いてみるのが良いかと思います。
その他交流の機会はどういったところに?
MBAの学生は基本的にFacebookでの交流を好んでおり、異なる大学同士の交流も豊富です。
早稲田大学大学院の場合は公式というわけではないものの、大学院生全員が参加するような(教員も参加している)グループがあります。入学すると、真っ先にグループに入る必要があります。
具体的な交流内容としては、有志的な活動での募集はもちろんありますが、ビジネスライクな外部の講師を招いてイベントやカンファレンスなどを開く場合もあります。
FacebookグループやFacebookのつながり経由で都度募集がかけられているので、興味がある方は参加するのも良いかもしれません。私は特に参加経験はありませんが、興味のある業界での集まりなどがあれば行ってみたかったです。
以上です。Facebookでの交流がかなり重要になってくるため、アンテナはFacebook上で張っておくのが良いかと思います。
おそらく学生の年齢的にFacebookが使われがちなのではと思いますので、アカウントを保有していない若手の方は作成をおすすめします。
お祭り感のあるハードな授業で交流
授業はグループワーク形式であることがほとんどであり、中にはハードなコミットメントを要求される授業もあります。大変な分その際にグループになった方とのつながりが続くこともあると思います。
私はユニークな授業をいくつか取っていたため、料理を一緒に作りに行くような活動を授業でしました。中には授業の一環でシンガポールに旅行に行く団体もいたりしているのを見ています。
遊びに行っているのか勉強しているのかわからないですが、全員裏ではひたすら勉強しているので、表面的にはそれでいいんです。
最もびっくりした活動はテレビ番組の制作を授業のプレゼンのためだけに行っている団体もおり、授業の最終発表でテレビ番組を放送していました… テレビ関係のお仕事の方で後輩に編集を頼んだそうです(笑)
これだけ聞くと授業で何をしているのか全く想像がつかなくなると思いますが、書いている私としてもなんで料理を作ることになったのかはいまいち思い出せないです。しかしながら、ユニークな発表や活動をどの学生も試みる動機としては成績です。
高い成績を取るために印象的な活動をしたがる傾向にあり、そのようなノリについていく・牽引するのが好きな方はとても楽しめると思います。
活気のあるお祭り感が強い授業に当たってしまうと、何かしらの一発芸的なものを求められるので心しておいてください(笑)特に人材・組織経営やマーケティングなどの授業に多いと思います!
また、こういったハードな時間を過ごすことから、極稀にですが恋愛に発展するケースもあります。気になる方はこちらをご確認ください。
ここまで書いたものの、ご結婚されている方が多く、すでにご家族がいらっしゃるケースが非常に多いため、常時課外活動に出ている方はごくわずかな印象です。無理して交流活動に顔を出さなくても大丈夫ですので、余裕のある範囲で行いましょう。