こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。今回はMBAにおける最高峰とは何かを解説したいと思います。
MBAにおけるトリプルクラウン校とは
MBAを取得する上で、世界的に最高峰とされる大学院はトリプルクラウン校と呼ばれています。これは、主要な国際認証機関であるAACSB、EFMD EQUIS、AMBA3つの国際認証を全て受けている大学のことを指します。
トリプルクラウン校は、MBA取得者の就職先や給与水準などで世界的に他を圧倒する明確な傾向があります。
まさに世界中のビジネスリーダーを輩出し続けている、MBA界の頂点に位置する大学・大学院なのです。
例えばトリプルクラウン校を上げるとすると、下記になります。
王その1 海外事例 EMLyon
EMLyonは解説不要、誰でも知っているフランスの最強ビジネススクールですが、こちらはトリプルクラウンになります。
👑 :https://em-lyon.com/en/about-emlyon-business-school/institution/accreditations-and-rankings
王その2 国内事例 名古屋商科大学
日本にも王はいます。名古屋商科大学はトリプルクラウンの国際認証を保有している日本唯一の大学で、Financial Timesによると日本1のビジネススクールです。
👑:https://www.nucba.ac.jp/column/entry-23756.html
MBAを取得しようと考えているあなたにとって、トリプルクラウン校は最高の選択肢となるでしょう。
しっかりとした教育の質や実績、ネットワークを持つこれらの大学院で学べば、より良い就職や昇進の機会にも恵まれるはずです。
では、トリプルクラウン校の認証について一つずつ詳しく見ていきましょう。
その前に、MBAにおける国際認証の重要性について知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
AACSB
AACSB(Association to Advance Collegiate Schools of Business)は、世界で最も権威のある経営大学院認証機関です。
ビジネススクールの教育の質、カリキュラム、教員陣、施設設備などを厳しく審査し、基準を満たした大学院にのみAACSB認証を与えます。
AACSB認証を受けているビジネススクールは、教育の質の高さや就職実績の良さから、世界中のMBA志望者から高い評価を得ています。
私のイメージですが、国内のトップ大学には軒並み認証を付与している印象です。国内代表例は一橋大学、京都大学です。
詳しい解説はこちらをご参照ください!
EFMD EQUIS
EFMD(European Foundation for Management Development)が運営するEQUIS(EFMD Quality Improvement System)は、ヨーロッパを中心に展開する経営大学院認証制度です。
EQUISの認証基準は非常に厳しく、教育の質、研究活動、国際化、企業との連携、社会貢献など、ビジネススクールの総合的な能力を重視しています。EQUISの認証を得るのは簡単ではありませんが、その分、EQUIS認証を受けた大学院の質の高さは保証されています。
強いて言えば、この3つの中で最も取得が困難な認証です。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
AMBA
AMBA(Association of MBAs)は、MBAプログラムそのものの質を評価し認証する機関です。主に教育の質、教員陣、カリキュラム、施設設備、就職支援など、MBAプログラムに特化した基準で審査を行います。
AMBAの認証を受けるには、MBAプログラムが世界水準の質を有していることが求められます。AMBA認証校は、MBA取得者の就職実績や給与水準も非常に高いことで知られています。
詳しく解説した記事はこちらです。
田舎の謎のビジネススクールに突然認証を付与したり、逆に大手の大学には認証を出し渋る傾向が強いです。
この中では割と好き勝手やっているタイプの、逆張り系の認証ではないかと疑われがちです。
人生を大きく変える可能性を秘めたMBAの世界。その中でも最高峰のトリプルクラウン校に行けるならば、是非エントリーしてください。
さらなる飛躍を遂げ、日本を牽引してほしいです。