一橋大学大学院のMBAについて MBA保持者が解説&レビュー

2024-11-192024-11-24

Naoto

こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。

皆さんはMBAの取得を検討されていますか？今回は、日本国内の文系大学ではトップクラスの一橋大学についてご紹介しつつ、学生の立場としてレビュー・分析していきたいと思います。

まず、一橋大学に対する筆者の評価です。

	評価値	コメント
国内での人気		国内では最難関で人気！
国際評価		大手国際認証を1つ取得！
おすすめ度		最もおすすめ！

首都圏に本部がある大学の中では一橋大学と早稲田大学が2強です。ある程度MBAを検討している方なら、トップスクールに通いたい方は一橋大学か早稲田大学を結局志望している傾向が強いです。

私は早稲田大学大学院のMBAを修了しましたが、他の学生の方に聞いても一橋大学を志望していた方が多いです。

一橋大学大学院 MBA 基本情報

参考にしたWebサイト；https://www.hub.hit-u.ac.jp/

プログラムの全体像

プログラムの種類

一橋大学の経営学修士・博士プログラムは非常に多く、通常1つではありつつも経営学関係の修士課程を取得するだけでも4通りの経路があるような状況です。

[経営管理専攻]経営分析プログラム
[経営管理専攻]経営管理プログラム
[経営管理専攻]金融戦略・経営財務
[国際企業戦略専攻]MBA/DBA

[経営管理プログラム]評価・レビュー

上記に紹介したように専攻が多いのですが、いわゆる国内MBAにあたるプログラムは経営管理プログラムか「国際企業戦略専攻」のMBAになります。しかしながら、国際企業戦略専攻の講義言語は英語となるので、国内MBAをレビューする本記事では経営管理プログラムをスコープに分析します。

私は外部の人間なので、忖度無しで教員情報や研究分野・授業などのドキュメントをなるべく全て読み、強み・弱みの分析を行います。結論から言えば素晴らしい大学であることは間違いないです。

ナオトのカリキュラム評価チャート

※研究面と実務面を合計して100点で評価しています。

強み：教員一覧を確認したところ、特定の学問に強みがあるというよりは、全部が強い構成で抜け漏れがありません。
さらに、学生1人あたりの教員数が非常に多いです。
さすがは社会科学の専門研究機関一橋大学といったところでしょうか。
カリキュラムを確認したところ、実践や理論どうこうではなく、本質にアプローチすることを是としているそのスタンスに痺れますね！

弱み：かなり内輪感が強い可能性があります。
教員の専門性やバックグラウンドは多様性があるので問題ないとは思いますが、大半が一橋大学出身者となっています。
社外とのネットワークなどは、教授というよりは学生を通じて形成していくのが良いでしょう。
また、授業の選択肢は少なく、論文執筆が主な内容となりそうです。（少なくとも、経営管理プログラムにおいては）
強いて言えば、アントレプレナー感は教員にもプログラムにも皆無です。一応研究は可能だと思うんですが、起業の修羅場を抜けてきた猛者のような教授というよりは、エリート街道を歩んできた人たちって感じです。

下記の教員一覧と研究内容を網羅的に確認し、強みと弱点を分析しています。よろしければ参考にしたサイトも見てみてください。

https://www.sba.hub.hit-u.ac.jp

私が修了した早稲田大学大学院と比較すると、狭く深く学ぶ印象です。
よって開業を目指す方などは早稲田大学のほうが広く浅く学べるのでおすすめできます。
一方で、経営学を働きながら究めたい方にとっては日本一の大学だと思いました。

こんな人におすすめ！
研究職を目指したい方、経営学が好きな方、MBAプログラムに明確に求める専門性がある方はいいと思います。受けておけばよかった…

合わなそうな人
オーバースペック感が強く、会社員としてやっていく人には少々もったいないプログラムな気もしています。また起業したい人や開業を目指す士業なども、他の学校のほうが向いているように思いますね。