青山学院大学MBA(ABS)について MBA保有者がレビュー&解説

Naoto

こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。

MBAの取得を検討中でしょうか?今回は、華やかなイメージのある青山学院大学が開講しているビジネススクールのプログラム(MBA)について解説していきます!

青山学院大学は他の大学院と同じように頭文字+ビジネススクールの略称としてABSといった名称で親しまれています。

結論からいえばいい大学ですが筆者は受験していません。その理由なども含めて強み・弱みを学生観点で分析します。

まず、青山学院大学大学に対する筆者の評価です。

評価値コメント
国内での人気国内の有名大学で人気!
国際評価大手国際認証(下位)を1つ取得
おすすめ度国際認証保有のれっきとしたMBA

東京ということで選択肢が多いのでなかなか差別化が厳しい印象を受けています。早稲田大学や一橋大学の受験は厳しい!という方が中央大学や青山学院大学、明治大学を検討するといったニーズがメジャーになるかなと思います。

目次

青山学院大学ビジネススクールの基本情報

参考にしたWebサイト;https://www.aoyamabs.jp/

所在地・キャンパスなどの基本情報

◆基本情報
住所:東京都渋谷区渋谷4-4-25(青山キャンパス)
設立年:1949年(学校としての歴史は1874年から)
ビジネススクール専用URL:https://www.aoyamabs.jp/
URL:https://www.aoyama.ac.jp/

青山学院大学は、1949年に設立された日本の私立大学です。

皆さんもご存知の通り、国際政治経済などで有名なMARCH(最近はSMART)群に属している名門大学であり、詳細な解説はこの記事では不要でしょう。

教育理念・スタンス

専門職大学院 国際マネジメント研究科」がビジネススクールを保有しています。

社会の要請に応え、社会的責任を果たすスタンスが明記されています。

https://www.aoyamabs.jp/value/message.html#gsc.tab=0

カリキュラムの特徴 強み・弱点を忖度無しで分析

私は外部の人間なので、忖度無しで教員情報や研究分野・授業などのドキュメントをなるべく全て読み、強み・弱みの分析を行います。結論から言えば素晴らしい大学であることは間違いないですが、課題も明確にあると思いました。

ナオトのMBAカリキュラム評価チャート

強み:私個人としては経済学が厚めに取り扱われている点はより原理的でよいと思いました。

また経済学においてもマクロ経済学・計量経済学など多様なバックグラウンドを持つ教員がおり、経済学の原論から学べる点は素晴らしいです。ここまで経済学が多い大学は珍しいです。

科目についても幅と深度両方があり興味を惹かれます。学問上級者でも満足できる内容なのではないかと思います。
ファイナンスやマーケティングなど、経営学を細分化した際の科目については素晴らしい取り揃え具合で、さらに経済学が盛られているイメージです。

弱み:カリキュラムを見て私が楽しんでいるだけかもしれません。というのも一般的な視点で見ると課題がちらほらあります。

経営戦略を専門に研究している教員の数が少ないなと思いました。各教員の専門領域がかなりニッチな印象で、横のつながりをどう確保してシナジーを出すかは課題だと思いました。

授業のラインナップを見ましたが、やはりアントレプレナーシップや人材・組織の授業とごっちゃになっていたので純粋に経営戦略を取り扱う授業がほぼないです。

その分が「青山アクション・ラーニング科目(500)」に来ているのかと思って確認しましたが、こちらはコンサルティングや分析を主体とした授業であり、間接的には関係ありますが直接経営戦略を学ぶことは難しそうです。

https://www.aoyamabs.jp/programs/mba_curriculum.html#gsc.tab=0

すごくトリッキーなカリキュラムに感じました。私は経済学やゲーム理論など、原論盛り盛りのカリキュラム大好きです。今回記事を書いていくにあたって調べた結果、行ってみたいと感じました。

一方で経営戦略がちょっと少ないなと…純粋に経営学部的な要素を期待している人には合ってないと思いますね。あとはカリキュラム全体に結構数学が出てくると思うので、数学が苦手な方にも厳しそうです。

コンサルティングの授業があるのがいいですね。私としては入ったら取りたいです。

教員陣も大手企業・国際企業のエグゼクティブというよりは、中小企業・中堅企業のリーダーと言ったイメージです。皆さんのキャリアイメージに近いのであれば、彼らとの交流は素晴らしい時間になると思います。

印象としてはどちらかと言うと、というよりもかなりアカデミック寄りです。私はアカデミックなタイプなのでアカデミックなMBAのほうが好きですが、それはマイナーでどちらかというと変人寄りです。

基本的には皆さんもそうかも知れませんが、実践的なMBAのほうが好きな方が多いです。「青山アクション・ラーニング科目(500)」は隠れ蓑な感じがしていて、中身の専門科目はアカデミア的です。

こんな人におすすめ!
経営学の本質を学問的に理解し、真のトップ人材を目指したい方
アカデミックな道ももしかしたら可能性があるよ という方

合わなそうな人
学問などどうでもいい、大企業や外資系企業で昇進を狙うゴリゴリのハイキャリアには、ちょっとアカデミック色が強いと思いますね。彼らが欲するのは経営戦略の授業とゼミです。

行くべきかどうか迷っている場合 筆者としてはおすすめ!

理由1 EFMDの下位国際認証Accredited MBAの存在

青山学院大学への進学は問題ない理由として、国際的な認証機関がそのクオリティを担保しているからです。MBAの評価指標は大学の学部とは異なっており、国際的な機関がその質を担保してくれているかどうかで決まります。

今回、難関の国際認証ではありませんが1つ大手の国際認証を保有している観点から、十分であると考えました。

あわせて読みたい
EFMD EQUISについて MBA選びに不可欠な最難関国際認証 こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。 今回は、MBA取得を考えている方に向けて、ビジネススクールの質を保証する重要な国際認証「EFMD EQUIS」について詳しく...

理由2 「デイタイム・イブニング」プログラムで土日に授業を行う通いやすいスタイル

主に平日の夜間や週末に開講されるため、仕事を持ちながらでも無理なく学習に励めるカリキュラムとなっています。

時間的な制約を抱える社会人の方にもおすすめできるプログラムです。

理由3 アカデミアの道もあるのではないか

経済学などの原論を大切にしたカリキュラムは非常に好印象です。私は経済学との出会いで人生が大きく変わっていますので、あなたの人生も変わるかもしれません。

Naoto

いいMBAプログラムだと思います!迷っているあなた!進学しちゃいましょう!

SNSシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

監修者

リスキリング図書室 オーナー スズキナオトのアバター リスキリング図書室 オーナー スズキナオト リスキリング図書室 オーナー

早稲田大学大学院 経営管理研究科修了(MBA)
学生時代に複数資格を取得し大手通信会社へ就職、その後大手IT企業に転職。
学び続けることの重要性や社会人大学院の体験談を綴る。

目次