【不合格の要因】早稲田MBA 落ちた!落ちた原因を最年少合格者が解説

Naoto

こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。「早稲田MBA 落ちた」というキーワードでの検索が多かったので記事を作ってみました。

早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール、WBS)は、年によっては5倍を超える高倍率となる国内最難関のビジネススクールです。当然落ちる方のほうが多いので、なぜ落ちたのか気になる方が多いと思います。

しかしながら、さらに厳しいのはこの5倍という数字以上に、受験者層が非常にハイスペックな点が熾烈な争いを呼んでいます。

今回は歴代最年少で合格した筆者の経験を元に、合格者の特徴なども踏まえながら落ちた方がどんな要素で落ちていそうかを推定したいと思います。

面接対策について知りたい方はこちらを見てください。

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目次

早稲田大学MBAの合格者たち その姿とは?

早稲田大学ビジネススクール(WBS)の教室に一歩足を踏み入れると、そこには多様性に富んだ精鋭たちの姿があります。しかし、その多様性とは言いながらも明確な共通点があるので、その点を把握しておきましょう。

医師 弁護士 公認会計士

WBSには、すでに高度な専門性を持つ専門職の方々が数多く在籍しています。

彼らの多くは、自身の専門領域をビジネスの視点で捉え直し、より広い視野で社会に貢献したいという志を持っています。

MBAに来なくても稼げるじゃん!と思うかもしれませんが、彼らのライバルは他のMBA生ではなく他の医師弁護士などの同業です。

具体的には、医師の場合は病院経営やヘルスケアビジネスの立ち上げ、弁護士は企業法務のさらなる深化、公認会計士はM&Aアドバイザリーなど、具体的なキャリアビジョンを持って差別化を図っている方がほとんどです。

このように目的意識が専門性によって明確化されているような方はかなり合格しやすいと思います。

医師とはいっても総合病院にお勤めの方からアルバイトの麻酔医まで色んな方がいらっしゃいます。そういった意味では一口に医師と言っても多様性がある と言った感じです(笑)ちなみに歯科医師はいません。

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起業家

実績のある起業家、あるいは具体的な起業プランを持つ方々も、WBSの重要な構成メンバーです。彼らの多くは、すでに事業を展開していながらも、経営の体系的な知識を求めて入学を決意しています。

特筆すべきは、単なるアイデアだけでなく、実践的な事業計画や、場合によってはすでに収益を上げている事業を持っているという点です。

具体的にはフリーランスの法人成り(デザイン会社やエンジニアなどの職業)から、大手企業の社長までいます。

わたしは25歳時点ではありながら、この起業家カテゴリーとして早稲田大学のMBAに入っていると思います。

最大手企業中堅社員以上

いわゆる一流企業で、すでに一定のキャリアを築いている方々も多く見受けられます。

具体的には自動車の企業で皆さんが誰でも知っているような企業だったり、食品メーカーから運輸業・コンサル等まで様々ですが全部が全部、全員名前を知っているような大手企業しかいません。さらに、これらの方々は学歴が高いです。

若干銀行だけは例外があり、やや中小企業や地銀っぽい行員もいます。なんでかはわかりません。早稲田大学の場合はファイナンス専攻もあるので、銀行員は少し入りやすいかもしれません。

なお、単に大企業に所属しているというだけでなく、部署やプロジェクトでリーダーシップを発揮した実績が何かしらあります。多くの場合、係長級以上の役職に就いているか、それに準ずる責任のある立場にいます。

私は誰でも知っている大手企業に勤務しながら勝手にサイドビジネスとして起業していたので、ここにも入っていると思います。

大手企業からの企業派遣または事業承継者

企業派遣での入学者は、その企業の将来を担う人材として社内で応募し、選ばれた方々です。彼らは、企業からの期待と信頼を背負っての入学となります。

また、事業承継者の場合は、家業や企業の次世代リーダーとしての自覚と責任を持って学びに臨んでいます。コネクションづくりなどに来ている感じでしょうか。このカテゴリーはまず落ちないイメージです。

上記に当てはまらないと思ったら落ちると思っていい なぜならばいないから

これは厳しい現実かもしれませんが、上記のカテゴリーに当てはまらない方の合格例は、私は見たことがありません。なぜでしょうか?それは、WBSが求めているのは、単なる「学びたい」という意欲だけでなく、その学びを活かせる「土台」と「将来性」だからだと思います。

ビジネススクールは100を120にすることはできると思いますが、0から100を生み出すような、何もない人を逆転させるような教育機関ではないんですね。

上記に当てはまらないようであれば正直合格することはかなり稀だと思うので、実績を何かしら作るようにするか、転職して泊を付けてからがいいと思います。

あと50歳以上もいないと思うので年齢にも気をつける必要があります。

早稲田MBAに落ちた!なぜ落ちてしまったのか?考えられる要因

前述の合格者から、当てはまらない要因を出していきたいと思います。

職歴が足りなくて落ちた

残念ながら、職歴は合否を大きく左右する要素の一つです。

他のビジネススクールであれば企業規模が小さくてもいいかもしれませんが、早稲田大学の場合は明確に企業で足切りされている感じを受けます。そのため大手企業ではない場合、落ちたらそれが要因な気がします。

仕事で特に目覚しい実績が出ておらず、アピールポイント不足が理由で落ちた

WBSでは、単なる「平均的なビジネスパーソン」ではなく、すでに何らかの形で「突出した」実績を持つ人材を求めています。

それは必ずしも売上げや利益といった数字での実績だけではありません。例えば、新規プロジェクトの立ち上げや、チーム運営での革新的な取り組みなども含まれます。

とはいえ、合格者欄に上げたようにただ大手企業で革新的な取り組みをした程度では合格には足りないと思いますね。それを起業につなげるために具体的な活動をしているとかが必要だと思います。

学歴に難があり、落ちた

学歴は、確かに評価要素の一つではありますが、決定的な要因ではないと思います。あくまでも大手企業の経歴と高学歴を組み合わせていく必要があります。目安としては最低がMARCHの学部くらいなイメージでお考えください。

試験の成績が悪く、落ちた

合格者欄に上げたような方々であればまずそこまで低い得点を出すことは考えられないような難易度の試験ではありますが、万が一大きなミスをしてしまった場合は不合格となる可能性もあります。

ただこれはほとんどないと思いますね。というのも簡単すぎて差がつかないと思うんです。

しかしながら経歴は今までの人生ですので、あらゆる面で差がつきます。仮に付け焼き刃で1年間試験勉強をしたとて、エリートの人生30年に勝てるわけがないのです。だからこそ実力社会、難易度の高い入試であり、学部の受験とは次元が違う厳しさがあるんです。

面接で合格者たちとの差別化ができず、落ちた

面接は、単なる質疑応答ではありません。そこでは、あなたの「ストーリー」が問われます。なぜMBAが必要なのか?なぜ今なのか?そして、それをどう活かすのか?これらの質問に対する説得力のある回答ができなければ、合格は厳しいでしょう。

とはいえ、上記のような経歴を持っている方々であればコミュニケーション面でも余裕な気がするので、やはり差がついているのは経歴だと思いますね。

次回合格するためには

早稲田大学以外にもMBAはあります。理由次第ではそれらを検討するのも手でしょう。

経歴で落ちた場合は厳しい

経歴を短期間で大きく変えることは困難です。しかし、現在の立場でできることはまだまだあります。例えば、新しいプロジェクトに積極的に関わる、社内外での活動の幅を広げるなど、できることから始めていきましょう。

それで転職をすることで経歴をロンダリングできれば道は拓けると思います。

歴代最年少で合格した筆者の質疑応答と詳しい経歴

私の場合、最年少での合格を果たしましたが、それは決して偶然ではありません。前述のように、エリートの人生30年とどう差別化をはかるかをひたすら考え、自らにリスキリングを施し続ける、学び続けてきた人生だったからです。

私の質疑応答の一部始終は全てここに公開しました。ぜひ見てみてください。

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学習塾や予備校で救われる人は限定的 もともと受かる人だった可能性が高い

予備校は確かに有用なツールの一つですが、それだけで合格が保証されるわけではありません。むしろ、予備校で成功する人の多くは、すでに合格するための素養を持っていた可能性が高いのです。

試験でどうしてもミスをしたくない場合は保険で予備校を受けてもいいとは思いますが、上記のようにほとんど経歴で決まってしまっているように感じます。ここで問題なのは、学習塾側が経歴で落ちそうな学生に対して、落ちそうなことをわかったうえで、試験や研究計画書などが重要であると標榜して講座を提供している可能性も否定できません。

あと試験問題を見ていただければ分かるように、長期での対策を行う必要がないくらいには簡単です。

https://www.waseda.jp/inst/admission/graduate/past_test/

不合格となった場合、今は辛い時期かもしれません。しかし、この経験を通じて得られる気づきは、必ず将来の糧となるはずです。

しかしながら、下記リンクから学生紹介を見てみてください。一部優秀生や有名人も含まれていますが、実際のメンバーはもっとたくさん優秀生やガチな有名人がいます。普通にみんな知っている会社の社長が隣りにいたりもします。これらのメンバーと同じ席に座る資格があるのは本当にごく一握りなので、落ちるのはぜんぜん仕方ないです。

早稲田大学 大学院経営管理研究科
学生紹介 早稲田大学 経営管理研究科 オフィシャルサイト。ビジネス社会において専門的能力と的確な判断力を備え、世界的視野で活躍できる高度専門職業人を育成することを目的とし、...

早稲田大学大学院 経営管理研究科(MBA) 倍率 参考情報として

なお、念の為倍率も参考までに記載します。過去3年分ありますので、ぜひご参考にいただけますと幸いです。

2022年度倍率

課程倍率出願者数合格者数
全日制グローバル3.6倍229人63人
夜間主総合5.3倍614人116人
夜間主プロフェッショナル2.7倍211人79人

2023年度倍率

課程倍率合格者数出願者数
全日制プログラム2.7倍53144
夜間主総合3.1倍129402
夜間主プロフェッショナル2.2倍66144

2024年度倍率

課程倍率合格者数受験者数
全日制プログラム4倍57225
夜間主総合4.3倍121522
夜間主プロフェッショナル2.5倍73185

参考:https://www.waseda.jp/fcom/wbs/

Naoto

合格者を実際にたくさん見ている私として、諦めるなということはできません。そのくらいエリート揃いの残酷な試験であると認識することで、戦略を練っていくのが良いのではないかと思いました。

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監修者

リスキリング図書室 オーナー スズキナオトのアバター リスキリング図書室 オーナー スズキナオト リスキリング図書室 オーナー

早稲田大学大学院 経営管理研究科修了(MBA)
学生時代に複数資格を取得し大手通信会社へ就職、その後大手IT企業に転職。
学び続けることの重要性や社会人大学院の体験談を綴る。

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