こんにちは、リスキリング図書室のナオトです。
今回はMBA修了後に起きた変化について話します。
MBA修了後の変化 良かった点を6つの体験談で(学歴・学び・年収)
圧倒的に良かった点が多かったと感じているのですが、それぞれ体験談を説明したいと思います。
最終学歴が上がって早稲田大学大学院修了になった
もちろん最終学歴が早稲田大学大学院に変わった以上、これが一番のメリットです。
引用:早稲田大学Webサイト
私は田舎のしがない高校の一般人として立命館大学に進学し、大手企業に就職しています。
これは高卒では間違いなく不可能でしょう。大学卒という学歴、立命館大学というプレゼンスも手伝ってのことです。
この経験から学歴を上げていくことのメリットを痛感したため、早稲田大学大学院に進学しようと思ったのは大きな理由の1つです。
周りの方々でいくと、この学歴を活かしてすぐ転職する方がとても多いです。意外かも知れませんが私の周囲にたまたま多かったのか、体感3割くらいの方が修了後すぐさま転職しています。
主な転職先はコンサルティングファームばかりです。具体的にはアクセンチュアといった外資系のコンサル会社から、ドリームインキュベータやBig4など国内のコンサルに行かれた方も存じております。
MBBなどの戦略コンサルはいなかったと思いますが、概して転職が多く、コンサル会社が人気であると知っていただけると幸いです。とはいえ元々大手の事業会社に勤務していることが前提です。
在学中に検討した方も、入学前からコンサルティングファームに転職する目的で早稲田大学大学院に来た方も両方いらっしゃいますが素晴らしい向上心だと思います。
期待以上に学ぶことが多かった
私はシンプルに学びたいことだけ学びに行く、それ以外は適当でも良いというスタンスで望みました。
しかしながら、全く関係のない分野に見えるような授業でも学びになることが非常に多かったです。かねてより期待値の低い私にとってはポジティブなサプライズだったと思います。
ただし、総じて抽象的・概念的な観点でそう思っただけであり、具体的なビジネススキルについて学べるわけではないです。
例えばITスキルやデザイン、簿記などの具体的なスキルについて学びたいと思っている場合、そもそも大学院には行かずに専門学校等で学ぶ方が正しいかと思います。
時々具体的なスキルを学べると思っている方がおり、期待値と違ったとおっしゃられる方がいるのですが、流石にリサーチ不足かと…周りの方も苦笑いです。
また、概念的・抽象的な学びが多いためMBAに意味はないとおっしゃる方も多いのですが、一定のレベル感を持った方であれば、多くの方が抽象的な内容でも自分の業務に落とし込むことができます。
よって、業務に活かせることが学べないので意味がないと思う場合はシンプルに向いていない可能性が高いのではと思います。
確かに、現場レベルで上から求められた作業をすることがお仕事の場合、実務的なスキルが必要となります。
よってマネジメントではなく作業者レイヤーの場合はおっしゃる通りMBAでは実務的なスキルが身に付かず、行く意味がありません。よってそのような方に対しては、MBAはまだ早いと思います。
わかりやすい極端な例を言えばですが、バイトにMBAが全くもって不要という感覚ですが、それは完全に正しいです。議論や検討はある程度お勤めの会社で課長級以上に昇進してからにしましょう。
多少の事業インパクトがあるような意思決定や提案をするようになってから考えるくらいが良いかと思います。
私は色々学べました。ただし、上記理由によりバイトや一般社員レベルの方はやめておいたほうがいいです!そういった方は、まず独立できるくらいのスキルを何かしらで身につけてからがいいと思います。
多様な人材と交流でき、自分には十分実力があることを認識できた
私は入学時25歳でしたが、早稲田大学大学院経営管理研究科の平均年齢は30代後半であり、私よりも一定実績や実力のある方がいらっしゃいます。そういった方を多数この目で見ることができたのはとても良い機会でした。
入学前は自分では全く議論に口を出すことができないほどのレベル感なのではと心配していました。
しかしながら、生意気な話ではありますがWebサイト構築やマーケティングなど、末端のスキルの幅の広さと行動量・行動力や議論の質においては、自分の実力値としては他の学生を上回っているように感じることも多かったです。
真の上位層はINSEADなどのトップMBAに行きますので、当然ではありますが…
この経験から、十分今後やっていけるなと自信を持つきっかけにもなりました。
一方でここで自分がどうあろうと井の中の蛙ではあることもわかっているので、今後DBAに行ってみたり、転職してみたりとより幅広い視野でチャレンジしようと前向きになれました。
結果的に収入が上がった
MBAそのものはもちろんですが、勉強習慣やアグレッシブに議論するスタイルなど得たことはかなり多いと思います。
MBAの取得を勤務先に公表しているわけではありませんが、上記のような抽象的概念が勤務先から評価されたことを確信しています。
大学院を修了してから年換算で数年間にわたって100万円以上の昇給を達成したため、同年代の平均であれば倍を軽く超えました。
本質的にはスキルが上がったことになるのだと思うのですが、その点が個人的には嬉しいです。
もともと副業でwebサイト制作や売却の経験もありますので、稼ごうと思えば稼げてしまいます。その点からあえて金銭にはこだわらないようにしているのですが、幅広いバックグラウンドの人との議論手法などをはじめとした今後の一生どんな場面でも生きるようなスキルが気に入っています。
他の方も年収を上げていますので、収入に直結しているのは本当です!
DBA(経営学博士)に進学可能になった
博士課程に進めるようになったのも大きいメリットです。
多くの日本人は博士課程に否定的であるように感じています。例えば博士課程はコストパフォーマンスが悪い、企業は評価しない等否定的な意見が多々あります。
とはいえ騙されないで欲しいのは、これを言っている方々は残念ながら博士課程を取得していないですし、多くは受験資格すらないと思います。
第一線で活躍している大学教授やトップスクールでの博士課程修了生を私達MBAの学生はたくさん見ます。もちろん、彼らがこのようなことを口にしているのを一人も見たことがありません。
彼らには然るべき議論する場があり、わざわざネットに学位の貴賤について投稿する必要などありません。私自身取った側の人の情報を知っていることもあり、今後も実際に取得した人の情報を信頼しようと思っています。
身近に取得者や専門家がいない場合、Youtubeなど手軽に見れるネットのコンテンツを信じるしかないのは、大きな情報格差であり、そのまま貧富に直結しているとさえ思います。これは他の情報においても全く同じだと思います。
簡単に言えば、突き抜けたトップ人材は大体起業するか(でもほとんどは中小企業or倒産)、海外のハイレベルな学位を持って大企業のマネジメントにいるか(できてしまえば確度は高い)のどちらかです。
私は突き抜けるべく、チャンスがあれば海外の博士課程に進学しようと思っています。多くの人は入学資格すらありませんので、MBAを取得できた方は安心していただきたいです。
誰でも書けるネットの情報を鵜呑みにせず、実際に取得した方の話しをたくさん聞きに行くなど、一次情報の取得を心がけましょう!
キャリアの棚卸しができ、やりたいことの方向性が決まった
これも大きいです。大学院で他の方のキャリア論などに触れる機会が多く、自分が本当に何をしたいのかが判断できると思います。
抽象的ですが、私はその場でパッと出たやりたいことよりも、自分が元々持っている使命的なこと、つまりやるべきこと、自分を指名してでも求められたことをしていくのが性に合っているとわかり、今後の方向性が決まりました。
ここまで見ていただきありがとうございました。
結論、実力主義を目指す人材には確実に得になると思います。
ぜひMBA進学の参考にしていただけますと幸いです。